2005年05月02日

蛍の草原

唐突じゃが拙者、松田聖子ちゃんの【蛍の草原】と申す曲が大好きでの♪

昨日、GWというコトもあってチ〜と掃除いたしておったなら【SUPREME】なるアルバムが出てきおったんじゃが・・・

その一曲目に御座候。

最近ではトンと観なく(観れなく)なってしまった蛍なれど、昔は拙者の居城たる埼玉の山奥にも仰山おってのぅ〜

あれは確か拙者にとって運命の夏じゃった。

小学生当時、今からは考えられぬスポーツ万能じゃった拙者なれども唯一の弱点があり申した。それは・・・

水泳。

水が怖かったんじゃわ。。。

毎年夏になればあっちこっちと逃げ回り、ひたすら雨ぞ降れと天に祈っておったとよ。

あぁ〜情けなやぁ〜

今タイムマシンに乗って当時へ遡り、自らの手で猛特訓をいたしたいくらいじゃわ!

・・・と詮無いコトを申すまでもなく、克服が成る運命の瞬間がやって参ったのよ。

当時拙者は空手道場へ通っておったのじゃが夏休みを利用した一週間、強化合宿さながら秩父の山奥へ荒行に出掛けておったので御座候。

チ〜と張り切りすぎの師範はココだけの話、やれ山中の木は倒すは岩は砕くはの自然破壊のやり放題じゃったぞな(精神が病んでおるわ)

挙句に拙者達は峠を走らされる毎日の繰り返し・・・もう帰りたくなったぞな。

とは申せ拙者はかけっこが大の得意じゃった故、他の者の遠く及ばぬ先をひた走っておったから余裕のヨの字じゃったがの(つまり精神的に参っておったのよ)

もっともそんな拙者にただひとり追いついてくる者がおったが・・・

例のみっちゃんじゃ(夏祭りを参照)

このおなご、拙者のやるコトなすコトに必ずついてまわる今で言うトコロのストーカーのようなおなごじゃった。拙者が空手道場へ入門いたした次の日にはおんなじ門を叩いておったんじゃわ。

「ちょっとそっち違う〜!」

拙者、ヘソを曲げて峠の脇道へワザとコースを変えたんじゃ。ふん!

「もぉ〜!!」

ゲっ、ついて来るわ。

拙者もいつものようにムキになって走り続けたなら案の定、道に迷ってしまいましてござるよ(汗)

「あ”〜もう、たいじゅのせいだかんね!」

ハイ、確かに。されど・・・

「ついて来る事ないじゃん!」

「あたしはたいじゅを抜きたいのっ!!」

なんじゃ、それ?ムリムリ♪

「でないとあたし・・・」

「?」

そういえば秋にはまた運動会がありまする。されどみっちゃんが選手になれるかはビミョウな情勢になっとったんじゃわ。

と申すのもこの年、れいちゃん(初恋の女の子)と入れ代わるように転校して来たマキゴンと申すおなごが怖ろしい女傑でのぅ〜みっちゃんはあえなく連敗の憂き目にあっておるのよ。

正直、無敵を誇った拙者の脚すら危ういタイムを叩きだしておるとの噂じゃ!

「マキゴンに勝ちたいの?」

コクリと肯くみっちゃん。幼稚園からずっと女王様じゃったからの、彼女は。プライドもまた人一倍。

「マキゴンの奴、走り幅跳びでボクに負けたモンだからこの間果し合いを申し込んで来たんよ」

「そっそれで!?」

「余裕♪」

・・・でもなかったんじゃが5冠王の拙者が辛うじて勝ったとはとても申せぬ。

それを聞いてキャッキャッと喜ぶみっちゃんじゃったが、あれから特訓いたしておるマキゴンを目撃いたしておるから今頃は果たして・・・

「たいじゅはあと水泳が出来たら完璧なのにね」

それは言わないで・・・

されど次の瞬間にはふと我に返ったようにみっちゃんは凹んでおった。

「あたしはなにをやってもマキちゃんには敵わないから…」

そうかも。みっちゃんは色白で一見か弱そうな美人じゃ。マキゴンは色黒でまんま女子プロレスラーのような豪傑!ホントに小学生かや??と見紛うおなごじゃきに。

「今年は一緒に走れないね」

正直、幼稚園から一緒におるこの娘はなんかずっと背伸びをしてココまでやって来た印象を受けておった。ませておったから人よりちょっと運動神経が良かっただけやも知れんて。

拙者もたぶんおんなじじゃ(実際にこの頃が唯一の栄光時代…)

でも、

「じゃあボクも走らない」

「!!」

二人して運動会やら県大会やらで優勝するとお互いの両親が大喜びしてのぅ〜じいちゃんもばあちゃんも、近所の人も・・・みんな揃って。それはちょっと二人一緒でなければならない雰囲気じゃ。拙者もそれが普通と思っとったがの。

いつかは離れ離れになるのに、それは夢中で走る追いかけっこの様・・・

もういいじゃん。ひとりっきりで歩こうよ。

「なんで?あたし応援するから」

「逃げちゃおうよ」

拙者はズルいトコロがあって、不得意なものからよく逃げとった。水泳もまた然り・・・

みっちゃんはそんな拙者をいつも激しく罵倒しとったけれど、これで拙者の気分もわかろうに?

「ヤダ!」

バっと走り出す彼女。道がわかんないのに・・・

「あたし、いつかたいじゅを追い抜くんだ!!」

渋々また一緒に走り出して壊れた木橋に差し掛かった時、その事件が訪れたわ。

拙者はなんなく飛び越せた川もみっちゃんはあろうコトか落っこっちゃったなりよ!(大汗)

バシャバシャと溺れるみっちゃん!!けっこう底が深い・・・

拙者もうその時はパニックになってしまってのぅ〜なにやら刹那にいろんなコトが頭の中をよぎりまして御座候。

なれど気がついた頃には拙者も川の中に飛び込んでおったとよ。

流れも速いし水も仰山飲んだわ・・・みっちゃんを捕まえて、抱きついて、一緒に溺れて・・・

「あれ?」

そうしたら・・・立ちまする!?足が底につきまするぅ〜♪

ふと見ると橋からずいぶんと流されておったなぁ〜拙者、知らぬうちに泳いでおったんじゃわ。

二人してホっとして笑い転げた想い出が残っておりまする。でも、しっかりと繋ぐみっちゃんの手が小刻みに震えておって暫く離せなんだわ。

拙者の手も・・・おんなじじゃった(瀧汗)

ランニングも忘れしばらく二人っきりで川遊びしておったなら、あたりはもうすっかり薄暗くなっておりましたわ。そこへひとつ、またひとつと蛍の灯火が立ち上がって参る。

「綺麗♪」

当時蛍は全然珍しくはなかったなれども、これほどの蛍の大群をまだ観たコトがありませなんだ。

川原はまるで天の川のようなキラメキに包まれてさながら蛍の草原のようじゃった。そして静かに星空へと同化していく・・・

そんな中を下流に向かってテクテク歩く拙者達は、なんとか師範の待つキャンプ場に辿りついたなりよ。

「おっ!早いな」

ナント、いまだ帰らぬ者もおるそうな。ほんのりと湿った道場着はまるで汗のように風に心地良くその日の夕飯は美味かったぞな。

「あっ、戻った♪」

ずっと耳に入っておった水が今抜けましてござるよ。生暖かい感触・・・拙者思えば“これ”がイヤじゃったんじゃ。まるで泳げぬワケではありませぬ。

「なあに?」

尋ねるみっちゃんの声がすぐ近くに聞こえまして御座候。まるで夢から醒めたよう・・・

小さなコトを怖れる自分がほんに可笑しかったわ。

みんな揃ったトコロで、

「明日は川で泳ぐぞ!」

と師範が叫ぶ。拙者、みっちゃんと顔を見合わせてまた腹をかかえて笑ったわ♪

・・・一日前ならまた逃げ出すトコロじゃったがの。


そうそう、この聖子ちゃんのアルバム。「螢の草原」以外に彼の有名な「瑠璃色の地球」と「時間旅行」が収められておりまする。当時これらの曲を聴いた時に、

変わったなぁ・・・

と申すのが実感じゃった。

拙者も今までの人生の中でいろんなトコに罫線を引いて来た気がいたすわ。

それは当時へ立ち戻らないために・・・と申すより、あとで引っ張り出すためじゃな。

これらの名曲はそうした想い出へ添える付箋にピッタリヒットな調べぞえ。まことにもって見事じゃわ〜

拙者、久々にこの3曲を何度も何度もリフレインさせてしまいましたぞえ♪


ではでは〜☆


posted by くちぶえ at 01:56| 埼玉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 想い出で…ゆらら(〃_ 〃)ゞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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